リスティング広告のやり方！運用前〜成果を出すためのポイントを解説

2024 5/20

2024年5月20日 2024年5月20日

リスティング広告とはどのようなもので、どのようなメリットが得られるのでしょうか。まずは、リスティング広告をする前に覚えておきたい、抑えておくべきポイントをご紹介します。

リスティング広告とは？

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワード（検索語句）を元に、検索結果画面に掲載されるテキスト形式の広告のことで、Google広告の一種です。Googleでは独自の広告配信を手掛けていますが、その一つにリスティング広告が挙げられます。

リスティング広告で上位を獲得できた場合、自然検索結果よりも上位に表示されます。これにより、ユーザー、特に健在層にクリックされやすく集客にとってより有利になるため、上位表示させることが重要です。

リスティング広告の種類

リスティング広告と一言で言っても、リスティング広告には「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。

検索連動型広告は、ユーザーが検索したキーワードに応じて検索結果ページに表示される広告のことです。ターゲットが検索するであろうキーワードを適切に設定することで、ターゲットの目に留まりやすくなります。

一方でディスプレイ広告は、ユーザーが閲覧しているサイトの広告枠に表示されるリスティング広告です。潜在層にアプローチしたい場合に有用であり、検索連動型広告と比べるとユーザーの購買意欲は低めです。

リスティング広告を利用する3つのメリット

リスティング広告には、少額から出稿できるというメリットがあります。広告の成果を得るためには適切なターゲット設定やキーワードの選定が必要不可欠ですが、5〜10万円と比較的に安価でも成果を得やすいです。広告に多額の費用をかけられない場合でも、リスティング広告であれば出稿しやすいでしょう。

また、配信の開始および停止がすぐにできることもメリットです。リスティング広告の運用は、Google広告またはYahoo!広告のサイトから行えます。配信の開始と停止についても、クリック一つで可能です。

さらに、運用に必要な指標がリアルタイムで確認できることもメリットです。広告運用は、指標を確認して都度見直しをしていかなければなりませんが、リアルタイムな情報が確認できるため適切な対応ができます。

リスティング広告が効果を発揮するシーン

リスティング広告が効果を発揮するのは、主に以下のシーンです。

・予算をかけて短期的な成果を得たい

・期間限定で広告を出稿したい

・ニッチなサービスを持っている

リスティング広告の掲載費用の仕組み

リスティング広告は基本的にクリック課金制です。これは、広告がクリックしたら費用が発生するという仕組みであり、「クリック単価×クリック数」で計算されます。

広告を掲載しただけでは費用がかからないため、比較的安価で始められるのがリスティング広告の特徴です。

リスティング広告のやり方　

リスティング広告のやり方は以下の通りです。

アカウントを開設する
アカウント構成を考える
キャンペーンを作成する
予算を設定する
キャンペーンを設定する
広告グループを設定する
広告を作成する
広告の審査を受ける
広告運用を開始する

それぞれのステップについて詳しく解説します。

アカウントを開設する

まずは、アカウントを開設します。リスティング広告にはYahoo!広告とGoogle広告の2種類があるため、希望のアカウントを開設しましょう。それぞれ公式ページにアクセスをすると、必要な登録情報を入力するフォームが表示されるため指示に従って入力しましょう。

この際、メールアドレスとサイトURLが必要となります。アカウントを作成すると、GoogleではGmgil、Yahoo!ではYahoo!メールが使えるようになります。

アカウント構成を考える

アカウントを開設できたら、次にアカウント構成を考えます。「アカウント構成を考える」とは、リスティング広告の設計図を作る作業のことです。

「管理画面上での下書き保存が難しい」「設定項目が多く抜け漏れが発生しやすい」などの理由から、事前にアカウント構成を考えておくと安心です。

リスティング広告では、基本的にアカウント・キャンペーン・広告グループ(広告セット)・広告(クリエイティブ)で構成されます。媒体によって若干の違いはありますが、この構成でアカウント構成を考えると良いでしょう。

キャンペーンを作成する

次に、キャンペーンを作成します。キャンペーンの作成は、「キャンペーンの作成目的」を選択することで、作成目的にあった広告の種類が自動的に提案されます。広告の種類を選ぶことが困難な場合は、提案された広告にすると良いでしょう。

また、キャンペーンで達成したい目標を選ぶことで、選択した目標達成に役立つ機能が表示され、「何を」「どのように」設定するべきか判断しやすくなります。

キャンペーン作成の具体的な手順は以下の通りです。

Google広告ページの「今すぐ開始」をクリックする
設定画面左のメニュー内にある「キャンペーン」から「＋」ボタンをクリックする
「新しいキャンペーンを作成」をクリックする
「販売促進」「見込み顧客の獲得」などキャンペーン目標を選択する
「検索」「ディスプレイ」などキャンペーンタイプを選択する
キャンペーン名を入力して決定する

予算を設定する

次に、予算を設定します。1日あたりの平均費用を入力して予算を設定しましょう。

この際、入札戦略も設定します。単価は重視している要素を「コンバージョン」「コンバージョン値」「その他の指標」「クリック数」「インプレッションシェア」の中から選択しましょう。

キャンペーンを設定する

予算を決めたら、次にキャンペーンを設定します。キャンペーン設定の画面にて、検索ネットワークにチェックを入れてキャンペーンを設定しましょう。

具体的には、「ネットワーク」「地域」「言語」「オーディエンスセグメント」を設定していきます。適切な箇所にチェックを入れてキャンペーンを設定してください。

広告グループを設定する

次に広告グループを設定します。このステップは、具体的にはキーワードの設定と広告テキストの設定を行います。

まずは、リスティング広告を出稿するキーワードを設定しましょう。「キーワードの入力」のボックス内に出稿したいキーワードを入力すると設定できます。キーワードには、ターゲットとなるユーザーが検索するであろう単語を入力しましょう。

広告を作成する

次に、検索結果画面に表示される広告を作成します。このステップは、最終ページURLを入力する作業です。いよいよ広告作成の最後の段階であり、重要な作業の一つであるため、慎重に行いましょう。

具体的な作業内容としては、「広告見出し」と「説明文」を入力して広告テキストを設定します。広告の出稿には審査があるため、媒体の入稿規定に沿って適切に設定してください。

広告の審査を受ける

広告を作成できたら入稿します。リスティング広告の入稿が終わると、広告の内容に関する審査が行われます。審査に通過すると、広告を出稿できるのです。

広告の審査では、広告見出しや説明文、キーワード、支払情報などに関してチェックが行われます。問題がなければ広告の配信が開始され、リスティング広告の運用が始まります。

審査期間の目安は、Google広告は1営業日以内、Yahoo!広告は3営業日以内です。

広告運用を開始する

無事に広告の審査に通過したら、広告運用を開始します。リスティング広告は、広告を入稿したら終わりではなく、適切に運用して都度見直しをすることで効果を得られます。

広告の成果は主にコンバージョン（顧客獲得）単価で確認できます。コンバージョン単価が安いほど、広告としての費用対効果は良くなります。つまり、なるべくコンバージョン単価を下げることが目標となるのです。成果を確認しながら、必要に応じて都度再修正をしていきましょう。

リスティング広告の運用ポイント

リスティング広告を適切に運用するためには、いくつかのポイントがあります。運用の際に迷ったり、運用がうまくできず成果を得られないといった事態にならないように、これからご紹介するポイントを把握・実践しましょう。

目的を明確にする

まずは、リスティング広告を運用する目的を明確にしておきましょう。なぜなら、目的が明確でないと局所的な数値の改善に陥ってしまう可能性が高いからです。

「潜在顧客の獲得」や「売上の最大化」など、目的を明確にしておきましょう。

予算に合わせた規模で運用する

予算に合わせた規模で運用するようにしましょう。

リスティング広告は、比較的安価で運用できます。とはいえ、予算に合っていない規模で運用すると赤字になり、運用を続けられなくなります。逆に、予算が余っているのであれば規模を拡大して売上アップに繋げるべきです。

まずは予算を明確にし、予算に合った規模での運用を心がけましょう。

キーワードの量が適切か？多くても少なくてもNG

キーワードの量を適切に設定することも重要です。なぜなら、少なすぎるとターゲットにアプローチできず、多すぎるとコストが嵩むからです。

特に、キーワードが少なすぎるとユーザーに広告が表示されにくくなり、機会損失につながります。逆に多すぎるとターゲット層以外にも広告が表示されて、購買意欲がないにも関わらずクリックされると、コストだけがかかります。

キーワードの適正量は企業規模によって異なります。目安として、大規模なアパレルのECサイトは10万以上、小規模なサービスは100個前後です。

広告文が充足されているか

広告文が充足されているか否かも大切なポイントです。なぜなら、広告文がクリックの有無に大きく影響するからです。

広告文を設定する際は複数準備しましょう。同一機関でそれぞれの広告文を設定し、どの広告文にユーザーが惹かれやすいかを把握すると良いでしょう。

注意点として、広告文が実際に訴求したい内容やサービスとズレがないようにする必要があります。全く異なる内容の広告文はNGです。

広告表示オプションが充足されているか

必須の設定ではないものの、広告表示オプションも設定すべきです。なぜなら、広告表示オプションには以下のメリットがあるからです。

・クリック率の向上

・コンバージョン率の向上

・検索順位の向上

広告表示オプションをうまく活用して、リスティング広告での成果を増やしましょう。

効果計測がしっかり行えているか

効果計測をしっかり行うことも大切です。

リスティング広告は、単に出稿すれば終わりというわけではなく、成果を得るためには効果計測が欠かせません。確認すべき効果測定項目は主に以下の通りです。

・インプレッション

・クリック率

・CPC

・CVR

・CV

・CPA

それぞれの効果を計測し、より高い成果を得るための材料としましょう。

リスティング広告の出稿・運用を代理店に依頼することもおすすめ

リスティング広告の出稿及び運用は自社で行うこともできますが、広告代理店に依頼するという方法もあります。特に、リスティング広告を出稿したことがない場合は、広告代理店に依頼すると広告出稿に手こずる心配がありません。

そこでここからは、リスティング広告の運用代行を広告代理店に依頼するメリットと、広告代理店の選び方をご紹介します。

リスティング広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリット

リスティング広告の運用を代理店に依頼するメリットは、運用の手間が省けることです。リスティング広告の運用は、効果測定をして必要な修正をしていかなければなりません。運用には意外と手間がかかり、担当する従業員の負担も増えるでしょう。しかし、代理店に依頼すれば運用の手間が省けて、従業員の負担も軽減できます。

また、広告代理店は広告運用のプロであり、成果を得やすくなるというメリットもあります。なかなか成果を得られない場合は、一度広告代理店に依頼してみるのも一つの手です。

また、リスティング広告以外にも依頼できるというメリットもあります。SNS広告はリスティング広告以外にもさまざまな種類があります。今後運用を予定している場合は、リスティング広告と併せて相談することもおすすめです。

リスティング広告の代理店を上手に選ぶ3つのチェックポイント

広告代理店は数多くあります。良い広告代理店に依頼するためには、以下の3つのポイントを確認しましょう。

・料金が適正価格であるか

・運用担当者と直接コミュニケーションがとれるか

・実績が豊富か

まずは、料金が適正価格であるかを確認しましょう。あまりに高すぎると依頼料が嵩んで成果を得にくくなります。逆に安すぎると、運用代理の幅が狭い可能性があります。適正価格を調べ、適正価格から大きくズレていない火を確認しておきましょう。

また、運用担当者と直接コミュニケーションが取れる広告代理店を選びましょう。なぜなら、直接コミュニケーションが取れないとスムーズに連絡が取れなかったり、伝えたい意図が適切に伝わらない可能性があるからです。

運用担当者と直接コミュニケーションが取れるかも事前に確認しておきましょう。

さらに、実績が豊富な代理店を選ぶことも重要です。実績が豊富ということは知識も豊富であり、運用にあたってアドバイスをしてくれるため成果を得やすくなります。

リスティング広告の運用代行おすすめ代理店３選

リスティング広告の運用代行を依頼したいものの、数が多くてどの業者が良いかわからないと迷う場合もあるでしょう。そこで最後に、リスティング広告の運用代行おすすめ代理店3選をご紹介します。

運用代行業者選びにお悩みの場合は、ぜひ参考にしてください。

株式会社DreamLab

株式会社DreamLabはコンバージョン率にこだわって、マーケティング支援とウェブ制作をワンストップにご提供できる大阪本社の企業です。数十万円から数千万円規模のリスティング広告運用の豊富な経験や、SEO対策の経験が高品質なリスティング広告運用に直結します。

また豊富な広告代理店出身者で構成される経験豊富なスタッフが多く在籍しておりますが、比較的リーズナブルな価格でマーケティング支援を実現している企業です。

株式会社アナグラム

アナグラム株式会社は、広告運用代行をはじめクリエイティブ制作支援やマーケティング支援など多岐にわたるサポートをしている会社です。リスティング広告運用代行については、Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告に対応しています。広告運用プランは、アナグラムのアカウントで運用するプランと依頼者名義のアカウントで運用するプランがあり、アカウント開設後に依頼したい場合にもおすすめです。