検索語句とは?検索キーワードとの違いを徹底解説!
リスティング広告の運用を始めて、以下のような疑問・悩みを持っている人は少なくないでしょう。
- 「検索語句」や「検索キーワード」など似たような用語があり違いがわからない
- レポートの出力方法、見方が分からない
- 運用改善に繋げる検索語句の利用方法がわからない
検索語句は検索ユーザーのニーズや心理状況を把握する上で大変重要な項目になります。
上記のような疑問を持ち続けて、運用を進めていては成果に繋がらない余分な費用がかかってしまったり、ブランディングミスを引き起こす原因になります。
本記事では、検索語句とは何かという基本的なことをはじめ、検索キーワードとの違いや検索語句から得られる情報、運用改善に繋げる方法まで細かく解説していきます。
この記事は、法人を中心に、SNSの運用や各種広告の運用などwebマーケティングを包括的にサポートしているMarkeInsight編集部による執筆です。
リスティング広告運用に関する悩みを解決し、更なる成果を目指すあなたに、ぜひ最後までご覧ください。
検索語句とは?検索語句と検索キーワードの違い
リスティング広告の運用をしていて良く聞く専門用語として、検索キーワードと検索語句、似ていて何が違うのか分からない人、一緒の意味かと思っている人も多いかと思います。
しかし、それらには明確に違いがあり、その違いを理解していないと運用の改善にも繋がりません。
検索語句と検索キーワードの違いは、対象者が異なります。
検索語句は、ユーザーが実際に調べたキーワード
検索キーワードは、配信したいキーワード
意味するもの | 備考 | |
---|---|---|
検索キーワード | 運用の際、配信設定の一つとして設定できるキーワードのこと | 完全一致・部分一致・フレーズ一致など細かく設定できる |
検索語句(検索クエリー) | ユーザーが実際に検索エンジン上の検索窓に入力した単語・フレーズのこと | Google広告:検索語句Yahoo!広告:検索クエリー |
検索キーワードとは、リスティング広告運用者が広告管理画面上で設定するもので、自社の商品・サービスに関連したものをキーワードとすることで、検索時に広告を表示させることができます。
一方検索語句とは、検索ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンに何らかの悩みやニーズを持って検索窓に入力する単語やフレーズを指します。
Google広告では検索語句といいますが、Yahoo!広告では検索クエリーというので、媒体ごとの違いにも注意が必要です。
本記事では検索語句と統一して解説を進めます。
検索語句とクエリの違い
前述もしましたが、検索語句と検索クエリーはどちらも「ユーザーが検索時に使う語句」のことを表します。
それぞれの媒体によって表現の仕方が違い、Google広告は検索語句、Yahoo!広告は検索クエリーと説明しましたが、Googleの無料ツールで検索結果でのサイトの掲載順位を管理・分析できるGoogleサーチコンソールの場合「検索クエリ」と表現するのでツールを使用する際はこちらも合わせて理解しておく必要があるでしょう。
検索語句の確認方法
では、検索語句は具体的にどこで確認することができるのでしょうか。
Google広告での検索語句の確認方法は以下2ステップになります。
- Google広告の管理画面を開く
- 左のリストの「キーワード」のプルダウンから「検索語句」を選択
上記のステップで簡単に検索語句が確認できるので、管理画面に入れる人は一度すぐに確認してみましょう。
また、Yahoo!広告での検索クエリーの確認方法は以下3ステップになります。
- Yahoo!広告の管理画面を開く
- タブから「キャンペーン管理」>「表示内容選択」>「キーワード」を選択
- 「検索クエリーを表示」より詳細を確認
検索レポートの作り方
運用の改善や分析をする際に検索語句の一覧を出力した方が効率がよく、周りの運用者や上司にも相談がしやすくなります。
Google広告の検索語句レポートは以下4つの手順に沿って出力が可能です。
- Google広告の管理画面を開く
- 分析情報とレポートのプルダウンから検索語句を選択
- 表の右上の表示項目から確認したい指標を追加
- 表示項目の右のダウンロードを選択して、好きな形式を選択するとレポートとしてダウンロード
一覧レポートとして出力することにより、全体像が把握でき改善の方針が決めやすくなるというメリットがあるので、是非利用ください。
検索語句を活かす方法とは
検索語句の確認やレポートとして出力することで、具体的にどのように運用改善をしていけばいいのでしょうか。
検索語句から得られる情報を運用の改善に生かす方法として、3点あります。
ここで、検索語句の4つの分類を切り口に、自社の商品・サービスに合わせて、除外キーワードについて考えていきましょう。
- Knowワード:知りたい
- Goワード:行きたい
- Doワード:やってみたい
- Buyワード:買いたい
例として、ここでは賃貸のリード獲得広告を運用していることとします。
それぞれの検索語句の分類に沿って対策を考察しましょう。
分類 | 検索語句例 | 除外すべき語句 |
---|---|---|
Knowワード | 「賃貸 とは?」 | ”とは” |
Goワード | 「賃貸 内見」 | ”内見” |
Doワード | 「賃貸 契約」 | ”契約” |
Buyワード | 「賃貸 高円寺」 | 除外不要(強化対象) |
そういった不要な検索語句を除外し、検索時に表示させないようにすることにより、Buyワードなど成果のでやすいキーワードを強化し、予算を効率よく使えます。
除外キーワードの設定
検索語句を確認すると、自社の商品・サービスの購買行動に直接繋がないキーワードで広告表示されていることが見受けられます。
以下の基準に沿って、不要なキーワードを除外することで、費用を成果の出るキーワードに集中することができます。
除外キーワードをより細かい対策方法が知りたい方は是非ご覧ください。
検索キーワードの追加
除外キーワードの解説の際に、不要な検索語句のことに触れましたが、逆に想像のつかなかった検索語句で成果がでているケースもあります。
例えば「賃貸 初期費用」などといった検索語句を例に取ると、より詳細に知りたい、探したい検索ユーザーの心理がわかります。
運用者は検索語句からユーザーのニーズを分析し、キーワードの調整をすることが重要です。
広告文の参考
検索キーワードの追加や調整と並行して、広告文を制作する際は検索語句を参考にすると良いでしょう。
なぜなら、検索語句とマッチしている広告文を見るとユーザーは「この内容が知りたかった!」といった心理でクリック率が上がるからです。
成果のでやすい検索語句を理解して、広告文もPDCAを回しながら改善する必要があります。
検索語句に表示されないデータとは?
検索語句が表示されずに確認できないケースがあります。
そのケースとはまず、検索パートナーは検索語句に関する情報がないということ。
検索パートナーとは何を指すかというとGoogleやYahoo!で広告を出す際の付随サービスとしてあるもので、GoogleやYahoo! 以外の各種媒体でも同時に広告を掲載できる設定です。
しかし、その各媒体ではどういった語句で検索されているかは確認ができません。
次に、取得ができないキーワードがあるということ。
原因は不明ですが、検索ユーザーのプライバシーを守るといった観点で取得できていないという声もあります。
いずれにしても、検索ボリュームの少ない語句が対象とされているので、大きな問題としては受け止めなくてもいいでしょう。
まとめ
- 検索キーワードと検索語句とでは明確な意味の違いがある
- 検索語句は管理画面上で確認ができ、レポートとして出力ができる
- 検索語句をこまめに確認・分析することで運用の改善に繋げられる
リスティング広告を運用する上で、検索語句を正確に理解することはユーザー心理を理解することに繋がり、より良いキーワード設定や広告文の内容修正が可能になります。
広告の特性上、検索語句に連動しているので適切に分析することが大切です。
本記事を読み、検索語句への理解が深まり広告運用の改善に繋げられたら幸いです。
より成果の出せる運用者を目指して、情報のインプットを引き続きしていきましょう。
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