【徹底解説】YouTubeの視聴維持率を50%まで改善する9つの方法

スポンサーリンク
  • 「YouTubeチャンネルに動画投稿を始めたけど、全然再生されない…」
  • 「視聴維持率が大事と聞いたけど、どの程度が目安なの?どうしたら伸ばせるの?」
  • 「視聴維持率が20~30%から伸びない…冒頭での離脱を改善できない…」

こんなお悩みを持つ経営者やマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。

YouTubeの再生回数を増やし、売上や集客に繋げるためには視聴維持率を上げることは最も重要な指標になります。

本記事では、YouTubeにおける視聴維持率の目安や分析方法、改善方法をご紹介していきます。
この記事を読めば、視聴維持率を上げるためにどんな行動をすべきか理解できるはずです。

ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

YouTubeにおける視聴維持率とは!?

平均視聴維持率(=平均再生率)とは、視聴者がどの程度動画を視聴し続けてくれたかを図る指標です。

例えば、尺が10分間の動画が平均して5分間視聴された場合、この動画の平均視聴維持率は50%となります。

視聴維持率はなぜ重要なのか?

平均視聴維持率は、YouTubeチャンネルを運営する上で非常に重要な指標です。
しかし、平均視聴維持率を高めるとどんなメリットがあるのかわからない方もいるでしょう。

その理由を以下2つに分けてご紹介します。

再生回数に関与する重要指標だから

高い平均視聴維持率は、YouTubeのアルゴリズムに良い評価を受けます。その結果、ホーム画面や関連動画欄におすすめ表示される回数が増える傾向にあるのです。途中で離脱せず、動画を視聴し続けてくれている訳ですから、視聴者が動画内容に満足しているとも言い換えることができます。

売上に直結する重要指標だから

YouTubeの動画を通して、商品や問い合わせを獲得しようとしている方もいるでしょう。平均視聴率が伸びて、動画を長く見てくれる人が増える=商品や問い合わせの確率を上げることにも繋がります。動画を通して、視聴者の悩みを解決し、認知拡大やファンを増やすことも重要です。

視聴維持率の平均や目安は?

どの程度の平均視聴維持率を目安にすれば良いのでしょうか。結論、ジャンルや動画尺によって異なるため、一概に優劣をつけることはできません。
しかし、おおよその平均視聴維持率の目安として、40%以上(動画尺10分想定)を常に維持することが重要だと考えます。

繰り返しになりますが、平均視聴維持率においては、40%を上回るとYouTubeのアルゴリズム上では、ホーム画面や関連動画欄におすすめ表示される回数が増える傾向にあります。
下記の表に動画尺と目安にしたい平均視聴維持率をまとめました。

動画尺最初の3ヶ月の平均視聴維持率4ヶ月目~6ヶ月目の平均視聴維持率
5分程度50%60%
10分程度40%50%
15分程度30%40%
動画尺と平均視聴維持率の目安

※目安は業界や動画ジャンル、トレンドによって異なります。この視聴維持率表はあくまで目安です。

また、動画投稿を開始してから4~6ヶ月後には、+10%程度の平均視聴維持率を目指すと順調と言えます。

理由は次の2点になります。

  • 過去の視聴維持率を元に視聴維持率を改善できているため(正しくPDCAサイクルができている)
  • 一定数ファンを獲得することで無条件に動画を最後まで視聴する人が増えるため

視聴維持率の確認方法は?


YouTubeの視聴維持率を確認するためには、Googleが提供するクリエイターツール「YouTube Studio」を活用します。

YouTube Studioでは、チャンネル登録者や動画の再生回数、サムネイルのクリック率など、YouTubeを分析するのに欠かせない指標を様々な切り口から分析できます。
この記事では、視聴維持率の確認方法に焦点を絞ってご紹介します。

視聴維持率の確認方法を6つのSTEPで紹介

YouTubeの視聴維持率は、次の6つのSTEPで確認することができます。
視聴維持率は(1)冒頭30秒と(2)31秒以降の2つに分けて分析することが重要です。また、今回はPCからの閲覧を想定しています。スマホから閲覧する場合は、別途「YouTube Studio」のアプリをダウンロードする必要があります。

  1. STEP1:「YouTube」を開く
  2. STEP2:「YouTube Studio」へ移動する
  3. STEP3:「コンテンツ」をクリック
  4. STEP4:分析対象動画の「アナリティクス」をクリック
  5. STEP5:「エンゲージメント」タブをクリック
  6. STEP6:「詳細」をクリック

「動画冒頭(~30秒)」で視聴維持率がする原因と対策

YouTubeの視聴者は、最初の15~30秒で動画を見続けるかどうかを意思決定します。
そのため、最も離脱が発生しやすいのが冒頭シーンです。逆を返すと、冒頭での離脱さえ防ぐことができれば、そのまま見続けてもらうハードルもグッと下がります。そのため、最も力を入れるべき箇所と言えるでしょう。

この章では視聴者を冒頭で離脱させてしまう原因とよくある失敗例、その対策について以下4点、ご紹介します。

【原因①】サムネイルと動画冒頭の内容が合致していない

視聴者が動画を視聴し始めたのは、サムネイルやタイトルから動画内容に興味を抱いたためです。
動画を見始めた段階で「想定していた内容と齟齬がある」「サムネイルに騙されたかも」などと感じられると視聴者は直ぐに動画の視聴を停止してしまいます。

あなたも人気YouTuberの「謝罪動画」「大切なご報告」といった動画に騙されて視聴を停止した経験があるのではないでしょうか。

[よく見られる失敗]
・冒頭30秒でサムネイルやタイトルで訴求した内容に触れない
・「謝罪動画」「大切なご報告」などの過剰なサムネ/タイトル詐欺

[対策例]
・冒頭30秒でサムネイルやタイトルの内容に触れる
・冒頭にダイジェストカット等を活用するもの良い

【原因②】オープニング映像や自己紹介が挿入されている

高品質なオープニングや凝った自己紹介を最初から盛り込んでいる投稿者を多く見かけます。
これは実はついやってしまいがちなミスの1つです。

繰り返しになりますが、視聴者が動画を視聴し始めたのは、サムネイルやタイトルから動画内容に興味を抱いたためです。基本的に自己満足のためのオープニングや自己紹介はノイズになります。

[よく見られる失敗]
・ファンがいない状態で初期段階からオープニング映像を流す。
・動画冒頭で30秒以上自分語りしてしまう。

[対策例]
・本題に入る前には最低限の情報を伝えるだけにする。
・60秒以内にサムネイルやタイトルで訴求した本題に入る。

【原因③】動画冒頭の内容に魅力がない

視聴者の探究心を煽る疑問が頭に残るような魅力的な冒頭にすることが重要です。
一方で、「動画のオチが簡単に予想できる」「この動画を見続ける理由が掻き立てられない」ような動画は冒頭30秒以内に離脱されます。

[よく見られる失敗]
・動画の冒頭で視聴者の知りたい答えを全て話してしまう
・動画の見どころを魅力的なキラーフレーズで伝えられない

[対策例]
・「あなたは〇〇を知っていますか?」というような疑問文を投げかける。
・「キラーフレーズとなるキャッチコピー」を動画の冒頭に挿入する

【原因④】動画の情報密度が低い

動画の冒頭で抽象的な情報を出しすぎると「この人詳しくなさそう」「なんか薄っぺらいな」等と感じられる恐れがあります。
得たい情報が得られないのではと期待値が低下し、結果的に途中離脱に繋がってしまうのです。

[よく見られる失敗]
・話をもったいぶりすぎて先の内容が読めない
・台本等の準備不足で情報が構造化されておらず薄っぺらく聞こえる

[対策例]
・抽象的な話ばかりでなく、具体的な臨場感のある悩みや話を織り交ぜる
・過去の経歴など権威性となる情報を端的に伝える

「動画中盤以降(31秒~)」で視聴維持率がする原因と対策

「冒頭での離脱は少なくなってきたのに、中盤あたりから平均視聴維持率が低下してしまう…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。中盤での離脱を回避できると、よりファンを増やしたり、商品購入に繋がる確率を格段に上げることもできます。この章では、動画中盤以降の離脱原因とよくある失敗例、その対策について以下5点、ご紹介します。

【原因①】全体像を伝えていない

みなさんは学生時代に校長先生の話がいつ終わるのかとイライラした経験はありますか。
全体像や終わりがわからない話を一方的に話すと離脱に繋がります。

[よく見られる失敗]
・終わりを明示せず話続けてしまう。

[対策例]
・動画冒頭で全体像や目次を伝える。
・大事なポイントは「3つ」といったように幾つあるのか数字を明示する。

【原因②】情報を伝える順序が間違っている

相手の情報レベルに合わせた動画内容になっておらず、視聴者が置いてきぼりになることがあります。

例えば、WEB広告に関する動画を専門用語を用いて制作したとします。相手に前提知識がなければ、目線を下げて専門用語から解説する必要があります

[よく見られる失敗]
・動画を見る人の前提条件が曖昧で、投稿者と視聴者に情報格差が生まれている。

[対策例]
・動画を制作する前に動画の対象とする人の前提条件を明確にする

【原因③】興味を唆るポイントがない

情報を一方的に話すだけでは、視聴者は飽きて離脱してしまいます。

動画の冒頭と同様に常に相手が「今自分は何を知りたいのか顕在化できている状態」を作りましょう。例えば、お部屋を紹介する動画の場合、「ここがトイレです。このトイレには衝撃的な仕掛けがあります。」というように続きが気になる要素を小出しにすることが重要です。

[よく見られる失敗]
・ポイントを明記せずに話し続けてしまう。

[対策例]
・疑問文やキラーコピーを定期的に提示して興味を引く構成を作る。

【原因④】動画にテンポ感がない

画角の変更回数が少ない、話を進めるテンポが遅く間伸びしているなど、単調な動画は離脱の原因になります。

大事な見せ場が来る前に動画から離脱されてしまうことも多いです。

[よく見られる失敗]
・画角が変わるまで10秒以上間隔があり、間伸びしている。
・アイキャッチなどの装飾品が一切ない。

[対策例]
・細かく動画をカットするジェットカットやアイキャッチを活用し、5秒に1回は画角を変更する。
・撮影時にカメラを2台以上設置するなど、画学数を増やす。

【原因⑤】音やBGMが適切でない

動画内容と同じくらい音は、視聴維持率に影響を及ぼします。BGMや効果音の選定は非常に重要な要素です。

例えば、BGMのない無音状態が続く動画や効果音等のメリハリのない動画では、飽きを感じやすく離脱が顕著になる傾向があります。また、シーンごとの雰囲気とBGMが合っておらず、動画内容を台無しにしてしまうことも珍しくありません

小さなノイズや音割れなどは大きく視聴維持率に悪影響を及ぼします。

[よく見られる失敗]
・小さなノイズや音割れを放置している。
・BGMが大きすぎてマイクの音が聞こえない。
・明るい雰囲気のシーンで暗いBGMが使われている。

[対策例]
・撮影や録音時、編集時に手を抜かずチェックすることが重要です
・BGMや効果音の選定は2人以上で事前に行こなっておきましょう

視聴維持率についてよくある質問

最後にYouTubeの視聴維持率における、よくある質問に回答していきます。

一言でいうと、小賢しいテクニックやその場凌ぎの準備でYouTubeをビジネスに活用することは困難です。
SNSの中でも、非常に制作工数が高く、変数の多いプラットフォームです。入念な準備や体制を構築した上で、挑戦しましょう。

Q:視聴維持率が悪い動画は削除した方が良いか?

視聴維持率が悪い動画は削除する必要はないと考えます。YouTubeはチャンネル全体の総再生時間を増やすことでインプレッションが増える傾向にあります。そのため、削除するよりも次回以降の動画の視聴維持率を改善するために分析をすることが重要です。

Q:YouTubeを撮影するにあたって台本を作成した方が良いのか?

台本は用意するのが望ましいと考えています。

台本化することで再現性を持って高い視聴維持率を維持することが可能です。
一方で、台本がないと、「撮影時間が長くなり返って工数がかかる」「視聴維持率が毎回バラついてしまう」「編集中に話が繋がっておらず後悔する」などのリスクが発生します。

Q:動画をスキップされたら視聴維持率にどう影響するの?

動画をスキップした箇所は、動画を視聴されていないとカウントされます。例えば、60秒の動画の最後の15秒だけを視聴した場合、視聴維持率は25%となります。

まとめ

この記事では、YouTubeを伸ばすための重要指標である視聴維持率について具体例を用いて解説しました。
今回の要点をまとめると下記の通りとなります。

  • 視聴維持率は再生回数や売上、問い合わせ向上のための重要指標である。
  • 最初の3ヶ月で40%、6ヶ月までに50%の視聴維持率を目指して改善すると良い。
  • 動画冒頭(~30秒)と動画中盤(31秒~)で抑えるべきポイントは9つ。

視聴維持率が20-30%から抜け出せない、YouTube studioで分析してもうまく示唆が出せない、そんな方も本記事を参考にしていただき、1つ1つ改善を積み重ねることで成果に繋がります。

視聴者維持率が50%以上で安定してくると再生回数や問い合わせ数も格段に増えてくるのではないでしょうか。視聴者の満足度を高められる動画制作を続けて、売上に繋げていきましょう!!

Marke Insightに無料相談をする

SNS・広告の運用は「Marke Insight」にお任せください!

法人を中心に、SNSの運用や各種広告の運用などwebマーケティングを包括的にサポートしているため、御社のお悩みに対しても事例に基づき最適なご提案をいたします。

下記のようなお悩みがある場合はお気軽にご相談ください。

  • 自社での運用に限界が見えてきて、プロにお願いしたい
  • 運用代行を頼みたいと考えているが、どの会社がいいか比較検討したい

貴社のご状況に合わせて、調整させていただきますので、ぜひお気軽に下記フォームよりお申し込みください。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

SNSマーケティングを中心にマーケの最新ノウハウをお届けするMarke Insight編集部です。YouTube~万人、TikTok~万人、Instagram~万人、ブログPV累計210万の実績から実践的かつ最新の情報をお届けします。

目次