インフルエンサーマーケティングの費用と費用対効果を最大にするコツを解説
現在、インターネット上で影響力のあるインフルエンサーが増えてきています。
インフルエンサーをうまく起用できれば視聴者層に的確に自社サービスを紹介することができます。
しかし、起用にかかってくる費用や、依頼する方法については難しい点も多いでしょう。
また、自社商品のターゲット層と異なるフォロワー層を持つインフルエンサーを起用してしまうと宣伝効果がまったく得られないなどのリスクも考えられます。
本記事では、インフルエンサーマーケティングのやり方や必要になる費用について解説していきます。
インフルエンサーの影響力をうまく活用して、顧客層に商品を宣伝していきたい方はぜひご覧ください。
インフルエンサーマーケティングとは?
インターネット上で強い影響力をもつインフルエンサーや権威性のある方に、商品を宣伝してもらう手法です。
近年ではインフルエンサーの影響力を活用し、認知拡大やファン獲得のために口コミやレビュー、動画での発信といった形で宣伝を行う企業が増えています。
インフルエンサーマーケティングと広告との違いは?
広告と比べて、口コミやレビューのような実際の使用間や感想が伝わるインフルエンサーマーケティングの方が、商品についての詳細をフォロワーと同じ目線で伝えられます。
消費者と同じ目線で商品やサービスの魅力を伝えることが可能なので、個人向けのサービスを宣伝する際には特に効果的と言えるでしょう。
さらに自社サービスのターゲット層と依頼するインフルエンサーの視聴者層が同じであれば、より高い宣伝効果が得られます。
インフルエンサーマーケティングの費用相場
下記では依頼をする際に必要になってくる費用の相場を見ていきます。
インフルエンサーに商品の宣伝を依頼する場合、「フォロワー数×フォロワー単価」の式を用いて計算することが一般的です。
あくまで目安ですので、実際に依頼をかける際は、事前に費用の相談や確認が必要になってきます。
フォロワー単価について
フォロワー単価とは、フォロワー1人あたりにかかる依頼費のことです。
フォロワー単価はアカウントの規模や依頼するSNSによっても様々です。
単価については、下記表を参考にしてみてください。
SNSの種類 | フォロワー単価 |
YouTube | 4~5円 |
TikTok | 2~3円 |
3~4円 |
たとえば、登録者10万人のYouTuberを4名起用した場合は
4~5円(フォロワー単価)×10(万人)×4(名)=160~200万円
といった計算になります。
各種SNSによってフォロワー単価も変わってくる
使用するSNSによって、先に説明した費用も変わってきます。
理由は、媒体が違えば手間や工数が変わってくるからです。
たとえばYouTubeのようにコンテンツの作成に時間がかかる場合は、単価が高くなる傾向にあります。
また、短期での納品を依頼したり、所属する事務所に仲介手数料を取られたりすると、単価が高く設定される場合もあります。
先に紹介した単価はあくまで目安なので、まずは依頼してみて条件をしっかりと確認するのが大切です。
インフルエンサーへ依頼する方法と必要な費用について
そもそも「どのように依頼すればいいのか?」がわからない方も多いと思います。
依頼する方法は大きくわけて3つあります。
①インフルエンサーに直接依頼
②マッチングプラットフォームに依頼
③代理店にキャスティングを依頼
これらの方法と必要になる費用について解説していきます。
インフルエンサーに直接依頼
依頼主が商品の宣伝を依頼したいインフルエンサーを選定・キャスティングを行います。
依頼したいインフルエンサーが見つかった後は、連絡を取り、実施から効果測定までを依頼主側が行います。
依頼主からインフルエンサーに直接連絡を取るため、仲介業者などに余分なお金を支払う必要がありません。
そのため、費用を安く抑えられます。
一方で依頼主の方からインフルエンサーに連絡をしても、返信が来る保証はありません。
また、自社商品にマッチするインフルエンサーを探す手間がかかってしまい大変です。
マッチングプラットフォームに依頼(プラットフォーム型)
宣伝に起用したいインフルエンサーを探す際に、専用のプラットフォームが存在します。
プラットフォームを活用することで、案件を探しているインフルエンサーと依頼したい企業とが繋がることが可能です。
プラットフォーム経由で依頼した場合、代理店を利用するよりも費用が安く抑えられます。
また、依頼者側がインフルエンサーを探す手間が省けるのもありがたいポイントです。
一方で金額交渉や実施までのやり取り、効果測定などは依頼者側で行う必要があるため、手間がかかります。
依頼からコンテンツ投稿など、その都度打ち合わせや提案内容の準備などで時間がかかるという難点もあります。
プラットフォーム型の場合の費用は、以下のように計算できます。
プラットフォーム型の依頼費用の計算方法(例) |
インフルエンサーに対しての報酬:100,000円/人 |
プラットフォーム利用料:30,000円/人(報酬の3割) |
依頼する人数:2名 |
⇒(100,000+30,000)円×2名=26万円 |
代理店にキャスティングを依頼(ディレクション型)
ディレクション型とは、商品のPRを代理店を活用してインフルエンサーに依頼する方法です。
マーケティングに詳しい企業が企画の提案から実施、そして効果測定まで援助してくれるため、依頼者側は自社に合うインフルエンサーを労力無しでキャスティングできます。
これまでの事例や数値などを参考に企画の提案をしてくれるため、依頼者側に調整コストがかからないことが最大の魅力です。
デメリットとしては、他の方法と比べて料金がかかってしまうことが挙げられます。
代理店を利用する場合、費用の計算は以下のようになります。
ディレクション型の依頼費用の計算方法(例) |
フォロワー単価:3~5円 |
平均フォロワー数:5万人 |
依頼する人数:2名 |
⇒3~5円×50,000人×2名=30~50万円 |
インフルエンサーマーケティングの費用対効果を最大にするコツ
ここまで依頼のやり方や費用について解説してきました。
下記ではその効果を最大化するコツについて3つご紹介します。
①フォロワーの属性と自社商品との相性を意識する
②投稿内容をインフルエンサーに任せきりにしない
③宣伝感が強すぎると消費者は忌避感を覚える
以下では、これらのポイントについて説明していきます。
フォロワーの属性と自社商品との相性を意識する
アカウントの規模が大きければ、商品の宣伝がうまくいくわけではありません。
大切なのは、起用するインフルエンサーのフォロワーの属性です。
宣伝したい商品の見込みとなる層とインフルエンサーのフォロワーの属性が一致していれば、よりよい評価が得られやすく、企業の意図も伝わりやすくなります。
宣伝したい商品との相性を考えてインフルエンサーを選ぶべきです。
投稿内容をインフルエンサーに任せきりにしない
投稿内容をインフルエンサーに任せっきりにすると、様々なリスクが生じます。
たとえば、宣伝したい商品が一瞬しか使われていなかったり、他社の商品と一緒に紹介されていたりする場合があります。
「商品について十分に触れられているか」「商品の強みはしっかり紹介されているか」「企業の意図とマッチした内容になっているか」を確認するようにしましょう。
どのような動画や画像を作成し投稿するかは、事前に丁寧に打ち合わせしておく必要があります。
宣伝感が強すぎると消費者は嫌悪感を覚える
投稿した動画や画像の宣伝感が強すぎてしまうと、受け取った側に嫌悪感を与えてしまいます。
嫌悪感をユーザーに与えないためにも、起用するインフルエンサーの普段の投稿とあまりかけ離れた内容になっていないか注意しましょう。
普段の投稿内容と一致していれば、商品やサービスがそれだけユーザーに受け入れられやすくなります。
そのためにも事前に担当者との綿密な打ち合わせが大切になってきます。
代理店を選ぶ際のコツ
代理店に依頼する際は、十分な実績がある企業に依頼しましょう。
実績が不明瞭な企業に依頼しても、満足する結果が得られるとは考えにくいです。
また、その企業が効果測定まで行ってくれるかどうかに着目しましょう。
ただ施策を実施するだけの会社では、想定していた結果が得られないこともあります。
まとめ
本記事では、インフルエンサーマーケティングを依頼する方法と、必要になってくる費用について解説してきました。
最後に、フォロワー単価と依頼する際の費用の算出方法についておさらいしておきましょう。
・フォロワー単価
SNSの種類 | フォロワー単価 |
YouTube | 4~5円 |
TikTok | 2~3円 |
3~4円 |
・依頼する際の費用について(例)
プラットフォーム型 | ディレクション型 |
インフルエンサーに対しての報酬:10万円/人 | フォロワー単価:3~5円 |
プラットフォーム利用料:3万円/人(報酬の3割) | 平均フォロワー数:5万人 |
依頼する人数:2名 | 依頼する人数:2名 |
(100,000+30,000)円×2名=26万円 | 3~5円×50,000人×2名=30~50万円 |
また、費用対効果を最大限に高めるために以下3点に注意しましょう。
①フォロワーの属性と自社商品との相性を意識する
②投稿内容をインフルエンサーに任せきりにしない
③宣伝感が強すぎると消費者は嫌悪感を覚える
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