TikTokの企画における抑えるべき重要なポイントと具体的手順
TikTokの運用を始めたい、もしくは始めて初期のあなたはこんなお悩み事項をお持ちじゃないでしょうか。
- 「 TikTokの企画や撮影を進めていきたいが、具体的にどのように進めていいかわからない」
- 「 TikTokの撮影をとりあえず、他の動画を真似てやってみたが、どうも面白い動画にできない」
- 「 TikTokを広報用に使っていきたいが、誰も協力してくれない・・・」
魅力的な企画ができずに、協力者を作れずうまく進められないと自身の成果にもやりがいにも繋がりません。
ここでは TikTok運用における企画の重要性や、効果的・効率的な進め方を紹介いたします。
執筆は TikTokを始めYouTubeショートやInstagramなどのSNS運用代行を主軸とする、Marke Insight編集部がしております。
この記事を通して、TikTokの運用をスムーズにかつ成果を出せるようなヒントになれば幸いです!
Marke Insightではその他 TikTok運用に関するノウハウも発信しているので、是非気になる方は他の記事もご覧ください。
そもそもTikTokにおける企画とは?
TikTokにおける企画とは、結論 TikTokを運用をする上で、一番最初のフェーズで、ゴールに対しての良し悪し全てを決めるものです。
企画とアイデアがよく混同されることが多いが、アイデアとは企画とは違い、”計画性がない”考えや思いつきなどをさします。
逆をいえば、企画とは計画性を持った考えや思いつきになりますが、その詳細の流れについては以下で解説いたします。
一般的な企画(イベントや商品プロモーション)とTikTokの企画は基本的な流れなどは同じですが、TikTokの場合トレンドの移り代わりが激しいので、計画を立てたからと言って、それを守るだけではなく、柔軟性を持って企画の変更やPDCAを回すことが大事となります。
次章以降で、その時のトレンドに合わせた企画立案の方法を解説していきます。
企画や企画後の流れ
TikTokの運用は企画を含め、以下5つの順序で進めることが一般的です。
- 企画立案
- スケジュールの決定
- 撮影・編集
- 投稿
- FB・PDCA改善
企画は一番最初のフェーズで、ゴールに対しての全てを決めるものなので最重要です。
企画段階ではまずTikTokをやりたいと思った目的と期待している水準を明確にして、それに対してどれだけリソースを割くかを考える必要があります。
また、企画に付随して台本の制作もする必要があります。
台本の制作に関して「【テンプレ・プロンプト】バズるTikTokの台本を無料で簡単に制作」の記事で詳細のやり方を確認してください。
なぜ企画が重要なのか?
なぜ、 TikTok運用に際して企画が重要なのか、前章でも触れましたが、企画は全工程の一番最初の工程なので、方向性を定める上で重要になっています。
また、TikTokを企画しようとしている9割9部の方は、恐らくただ投稿したいのではなく、動画バズらせることが大きな目的・テーマになるかと思います。
TikTokの企画・運営を進める上で、まずは TikTokという媒体のバズるアルゴリズムを知る必要があります。
バズるアルゴリズムを理解した上で、企画を進めていくと全体にかかる時間などのリソースを節約でき、比較的短い期間で成果に結びつけることができるでしょう。
まずは TikTokのバズるアルゴリズムを知ろう
TikTokではバズるために、追うべき以下3つの重要指標があります。
- 平均試聴時間
- 試聴維持率
- フル視聴率
なぜ上記3つの指標が大切かというと、 TikTokのアルゴリズムが関係しています。
TikTokは他のSNSとは違い、投稿後必ず一定数のユーザーに視聴されます。
端的にその一定数の視聴者が、その動画に対して「面白い」と評価したら、バズるようになっているのです。
その「面白い」を評価する上で、得られるデータとして TikTokが採用しているのは上記の3指標となります。
TikTokのアルゴリズムをもっと詳しく知りたい方は下記リンク記事で詳細をご覧ください。
「TikTokのアルゴリズムを徹底解説!バズる動画の作り方を紹介」
企画立案の方法
バズるアルゴリズムを踏まえ、トレンドに沿った企画を制作するのには、どのような手順を沿って行えば良いのでしょうか。
Marke Insightでは、以下の5ステップでの手順を実施しています。
1. 攻める市場を決める
そもそものTikTokで発信する目的からブレークダウンして、攻める市場を決めることから始めましょう。
持ち帰りスイーツが売りのケーキ屋さんが TikTokを活用して集客したい場合、その攻めるべき市場は「グルメ全般」ではなく、「スイーツ」や「記念日・ギフト」の市場の方が状況にもよりますが、一般的にベターな選択です。
バズりやすいからと言って、自社の商品・サービスとの親和性が低いと、演者にファンが着くだけで、会社のファンにはなりづらいケースがあります。
しかし、TikTokの場合、市場をあえてズラして、意外性で勝負する方法も一つありますので、この辺りはMarke Insightへ気軽に相談してください。
2. リサーチの項目・基準を決める
市場を決めたら、その次は市場調査に向けて、調査する項目や基準を決める必要があります。
ここではより具体的に4つの目的軸でリサーチ項目について考察していきます。
バズる上での3指標(平均試聴時間・試聴維持率・フル視聴率)に加え、この基準がKPIとなり、PDCAを回す際の重要な項目となります。
- 認知向上
- ブランドイメージ向上
- 商品・サービスの販売促進
- 採用
認知向上
- フォロワー数
- フォロー率
- 合計動画再生回数
- フォロー数
認知度向上を目的としている上で、最も重要視されるのはフォロワー数です。
視聴者目線で、「フォローする」というアクションはそのアカウントを認知して、引き続き動画をみたい、情報を収集したいということの現れです。
ブランドイメージ向上
- 合計動画再生回数
ブランドイメージ向上を目的としている場合、ブランドイメージを向上させるような動画をどれだけみてもらえるかということが大切になってきます。
その上で、リサーチする指標として適切なのは、合計動画再生回数やバズる上での3指標(平均試聴時間・試聴維持率・フル視聴率)が重要となります。
商品・サービスの販売促進
- 保存数
- シェア数
商品・サービスの販売促進を目的としている場合、バズることに加え、保存数やシェア数についても、追うべきと言えるでしょう。
これは、保存やシェアをされることにより、視聴者が見込み客となるからです。
採用
- プロフィール遷移率
- フォロー数
採用を目的としている場合、プロフィール遷移数やフォロー数が重要視されることは容易にイメージができると思います。
プロフィールに企業HPや採用ページのリンクを貼り、そこで募集への動線を作っているケースがほとんどだからです。
上記が4つの目的に沿った、リサーチする項目になります。
リサーチ項目を決めたら、リサーチする数と基準を決める必要がありますが、リサーチ数については10〜20で十分です。
また、リサーチする基準として、TikTokはSEOなどとは違い、拡散されるアルゴリズム上、強者と弱者で戦い方がそこまで変わらないので、各項目で上位順にリサーチする方法が適切です。
3. リサーチ
リサーチする項目が決まったら、市場や競合の調査をします。
リサーチする上で、もちろん自分で検索して行う方法もできるのですが、分析ツールを利用した方が、効率的に進められるでしょう。
以下記事では分析ツールについて詳しく解説しているので、分析ツールを選ぶ際の参考にしてください。
「TikTok分析ツールおすすめ5選!ツール選定のポイントも紹介!」
4. バズっている動画の共通点を抽出
バズっている動画はどのような共通点があるのか、5W1Hなどのフレームワークに落とし込んで抽出します。
TikTokでは既にバズっている動画こそが正解なので、自社の目的と同じような動画については深掘りをして、他の動画・アカウントとも比較し共通点を洗い出しましょう。
5. 自社の企画に落とし込む ※丸パクリは控えよう
リサーチを元に立てた企画が、自社でもできる内容かどうかを精査する必要があります。
人が必要なのか場所が必要なのか編集時間が必要なのかなどを踏まえて、具体的にできるかできないかを考えましょう。
「誰がどの役割をやる?どこでどのようにやる?」など具体的にイメージをしたら、意外とスムーズに進まない理由が出てくる場合があります。
上記の工程が終わった方は「【テンプレ・プロンプト】バズるTikTokの台本を無料で簡単に制作」の記事でもより詳細に解説しているので、是非ご覧ください。
企業の活用事例のご紹介
具体的にどのような動画がバズっているのでしょうか。
TikTok活用目的の4つに合わせて、それぞれバズっている動画をご紹介します。
リサーチの取っ掛かりとしても参考にしてください。
認知向上
株式会社BEEM様:ブラック企業を前面に出したユニークな動画が特徴
特にバズっている動画はこちら。
職場の楽しい雰囲気が面白おかしく、よく伝わる内容となっています。
ブランドイメージ向上
株式会社プレナス様(ほっともっと):ただのお弁当の紹介ではなく、作るまでの工程など目に見えないところを発信することで、こだわりの強さを始めとしたブランドイメージの向上に繋げています。
特にバズっている動画はこちら。
商品を消費者目線で撮影することで、「美味しそう!」がよく伝わります。
商品・サービスの販売促進
株式会社ドミノ・ピザ ジャパン様(ドミノピザ):ドミノピザのチーズの伸びをもっとも美しく表現したユーザーへ100万円をプレゼントするという「#ドミノチーズ100万」のハッシュタグチャレンジが話題になりました。
アカウント
ハッシュタグチャレンジ
採用
三和交通株式会社様:おじさんがダンスを踊る動画がバズり、採用希望者が激増したとのこと
特にバズっている動画はこちら。
流行のテンプレート(動画の構成)に乗っかり、バズっています。
まとめ
- TikTokの企画は媒体の特性上、トレンドの移り変わりが早いので、柔軟性を持つことが重要
- 企画は TikTokを運用する上で、一番最初の工程であり一番大切なフェーズ
- 手順に沿って行うことでPDCAを回しやすい
TikTokの企画は、運用の初期段階で全体の成功を左右する重要な要素です。
企画立案、スケジュール決定、撮影・編集、投稿、フィードバック・PDCA改善の5つの工程に分けて進行する上で、企画の目的を明確にすることが重要となりますので、TikTokのアルゴリズムを正しく理解し、バズるための指標(平均試聴時間、試聴維持率、フル視聴率)に沿って、運用を進めていきましょう。
本記事がその手助けとなれば嬉しいです。
Marke Insightではその他にもノウハウ記事を発信しているので、是非他の記事もご覧ください。
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